歴史と自然が調和する鎌倉：古寺巡りの散策コース

鎌倉は1192年に鎌倉幕府が開かれて以来、日本の政治・文化の中心として栄えた歴史ある古都です。今日では豊かな自然と歴史的建造物が調和した観光地として人気を集めています。

古寺巡りの散策コース

鎌倉駅を起点に、約6時間かけて主要な寺社を巡る散策コースをご紹介します。歩きやすい服装と靴で訪れることをおすすめします。

コース概要

鎌倉駅 → 鶴岡八幡宮 → 材木座海岸 → 長谷寺 → 高徳院（鎌倉大仏） → 報国寺 → 北鎌倉駅

このコースでは若宮大路から八幡宮へ向かい、その後海岸線に出て長谷方面へ。大仏を見学した後、竹の庭で有名な報国寺を訪れて北鎌倉で終わるルートです。

見どころスポット

鶴岡八幡宮

鎌倉のシンボル的存在である神社です。源頼朝が創建した由緒ある神社で、本殿へ続く「段葛（だんかずら）」と呼ばれる参道は鎌倉を代表する景観です。春には桜、秋には紅葉の名所となります。

長谷寺

「花の寺」とも呼ばれ、四季折々の花が楽しめます。本尊の十一面観音菩薩像は高さ9.18メートルの木造では日本最大級。境内からは由比ヶ浜を一望できる絶景スポットもあります。

高徳院（鎌倉大仏）

高さ約11.3メートル、重さ約121トンの青銅製大仏は鎌倉のシンボルとして知られています。1252年に完成したと言われており、国の重要文化財に指定されています。

報国寺

「竹寺」の愛称で親しまれる寺院で、竹林の庭園が特に有名です。抹茶と和菓子をいただきながら竹林の美しさを堪能できる「湘南だいこく茶屋」も人気です。

おすすめシーズン

鎌倉は一年を通して楽しめますが、特に以下の季節がおすすめです：

• 春（3〜4月）：桜の季節。特に鶴岡八幡宮の桜並木は見事です。
• 初夏（6月）：長谷寺や明月院の紫陽花が見頃を迎えます。
• 秋（11〜12月）：紅葉の季節。北鎌倉の寺院は特に美しい紅葉を楽しめます。

アクセス方法

JR横須賀線または湘南モノレールで鎌倉駅まで行くと便利です。

• 東京駅から鎌倉駅まで：JR横須賀線で約1時間
• 横浜駅から鎌倉駅まで：JR横須賀線で約25分

鎌倉駅から各寺社へは徒歩またはバスでアクセス可能です。週末や祝日は混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。